かりゆしウェアとアロハシャツの違い
かりゆしウェアとアロハシャツ、見た目は似ているけれど何が違うの?そんな疑問を解決すべく、それぞれの起源や定義、着用例などを紹介していきます。特にこの二つの違いを気に掛ける人の中には、フォーマルシーンでの利用を検討されている場合が多いので、ウェディングやビジネスでの利用を中心にブログを書いていこうと思います!
目次
1-1 かりゆしウェアの定義と基本情報
1-2 アロハシャツの定義と基本情報
2.結婚式やビジネスシーンでのかりゆしウェアとアロハシャツの実態
2-1 沖縄での結婚式
2-2 ビジネス
3-2スタイルの提案
4.まとめ
4-1 かりゆしウェアとアロハシャツの違いとそれぞれの魅力を再確認
4-3 MuuMuu Alohaの紹介
1.かりゆしウェアとアロハシャツの違いとは?
1-1 かりゆしウェアの定義と基本情報
かりゆしウェアとは、「沖縄県内で縫製されたシャツ」のみが「かりゆしウェア」と名乗ることができます。また、厳密には、沖縄らしさを表現して製作されたシャツのうち、生産(縫製)が許可された沖縄県内の約20社のメーカーが製造したものだけに「かりゆしウェア」の商標が許されています。
かりゆしウェアの主なユーザーは沖縄県内で働く人々です。
毎朝、沖縄県庁前などのビジネス街を歩くと、多くのビジネスマンがかりゆしウェア姿で職場に向かう様子を見ることができます。
かりゆしウェアは、沖縄発祥のリゾートウェアで、その名は沖縄の方言で「めでたい」という意味を持つ「かりゆし(嘉例吉)」に由来します。かりゆしウェアは、沖縄の観光産業や地場産業を活性化するために1970年に沖縄県観光連盟が「おきなわシャツ」として提唱したもので、その後、2000年に行われた「九州・沖縄サミット」を機に名称を「かりゆしウェア」に変更しました。現在ではフォーマルな場でも着用が許される正装として広く普及しています。デザインは沖縄の自然や文化を反映した模様や柄が特徴で、「八重山ミンサー」「琉球餅」「紅型」など沖縄の伝統工芸を模した柄や、「ゴーヤ」「シークワサー」「シーサー」など沖縄独特の風物をモチーフにした柄があります。最近では「ハイビスカス」「リーフ」など自然をモチーフにした柄も多くみられます。素材には通気性が良く、湿度の高い沖縄の気候に適した軽い生地が使われることが多く、快適さを追求しています。
かりゆしウェアはビジネスシーンからカジュアルな場面まで幅広く利用され、特に夏場のフォーマルなイベントや結婚式でも着用されることが増えています。また、沖縄県内の公的機関や企業でも、クールビズの一環としてかりゆしウェアが推奨されています。これにより、地元の産業振興と観光促進にも貢献しています。
1-2 アロハシャツの定義と基本情報
アロハシャツは、ハワイで生まれたリゾートウェアで、その歴史は1930年代にさかのぼります。ハワイアンシャツとも呼ばれ、鮮やかな色使いやトロピカルな柄が特徴で、ハイビスカスやパームツリー、サーフボードなどがモチーフとして描かれています。アロハシャツの素材には、綿やレーヨンが多く用いられ、肌触りが良く、夏の暑さにも対応できるようになっています。
アロハシャツは、観光客のお土産としても人気が高く、ハワイの文化を象徴するアイテムとして世界中で愛用されています。また、ハワイではビジネスシーンでも広く着用されており、金曜日にアロハシャツを着用する「アロハフライデー」という習慣が定着しています。この習慣は、リラックスした雰囲気を職場にもたらし、地元の経済活性化にも寄与しています。
1-3 かりゆしウェアとアロハシャツの見分け方
かりゆしウェアとアロハシャツは、一見すると非常に似ているため、見分けるのが難しいことがあります。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、その違いを見分けることができます。
まず、デザインの違いです。かりゆしウェアは沖縄の文化や自然を反映した柄が多く、シーサーやサンゴ、ハイビスカスなどの沖縄特有のモチーフが多く用いられます。一方、アロハシャツはハワイの自然や文化を反映した柄が多く、パームツリーやサーフボード、ハイビスカスなどが描かれています。柄のモチーフが地域の特色を反映しているため、デザインを見ることで違いを判断することができます。
次に、素材の違いです。かりゆしウェアは沖縄の高温多湿な気候に適した素材が使われることが多く、軽量で通気性の良い生地が使用されています。最近では沖縄県の特産品であるサトウキビの搾りかす(バガス)を原材料にした生地から作られるかりゆしウェアも登場しました。アロハシャツも同様に軽量で通気性の良い素材が使われますが、レーヨンや綿など、ハワイの気候に適した素材が選ばれることが多いです。
さらに、使用シーンの違いもあります。かりゆしウェアは、沖縄のビジネスシーンやフォーマルなイベントでも正装として着用されることが多いのに対し、アロハシャツは主にカジュアルな場面や観光シーンで着用されることが多いです。ただし、ハワイでもビジネスシーンやフォーマルなイベントでも正装としての着用が一般的であり、特に「アロハフライデー」には多くの人がアロハシャツを着用します。
このように、かりゆしウェアとアロハシャツは、そのデザイン、素材、使用シーンにおいて異なる特徴を持っています。これらのポイントを理解することで、両者の違いを明確に見分けることができます。それぞれの文化背景と特色を楽しみながら、シーンに応じて適切なウェアを選ぶことができるでしょう。
2.フォーマルシーンでの適切な選択
2-1 沖縄での結婚式
沖縄での結婚式では、ドレスコードが「かりゆしウェア」であることが非常に多いです。しかし、「かりゆしウェア」と「アロハシャツ」の違いがわかりにくく、選び方に悩む方も少なくありません。実際の違いは縫製された場所(沖縄かそれ以外か)にあり、沖縄での結婚式の衣装としては「かりゆしウェア」でも「アロハシャツ」でも問題ありません。かりゆしウェアのメーカーによっては、県外で生産された商品をリゾートドレスとして販売している場合もあります。当店でも、毎年約1万人のゲストが沖縄での結婚式にアロハシャツを着て参列し、高い評価をいただいています(楽天市場374件のレビュー、平均4.88点/5点満点)。
沖縄の結婚式で、かりゆしウェアやアロハシャツを選ぶ際に注意すべきポイントは、「かりゆしウェア」か「アロハシャツ」かではなく、色や柄が大きなポイントとなります。以下のNGポイントをご参考に、衣装選びの際にお役立てください。
NG① 黒や濃いグレーなどの暗い色:沖縄の結婚式では、明るく華やかな雰囲気を大切にするため、暗い色のシャツは避けるのが無難です。黒やダークグレーなどは結婚式には少し重たく、リゾートらしい軽やかな印象に欠けるため、あまり好まれません 。
NG② 白一色のシャツ:白は新郎や花嫁の衣装を連想させるため、避けるのが良いとされています。白がベースでも柄や色が入っていれば問題ありませんが、真っ白なものは遠慮したほうが無難です。
NG③ 蛍光色: 結婚式では、新郎新婦を引き立てるため、あまりにも目立つ蛍光色や派手な原色は避けましょう。特にネオンピンク、蛍光グリーン、ネオンオレンジなどは、リゾートらしさよりもカジュアルさが強調されすぎるため、結婚式には不向きです。
NG④ カジュアルなプリントやキャラクター柄: キャラクターや過度にカジュアルなプリントのものは避け、落ち着いた柄や沖縄の伝統的なモチーフが入ったものが良いでしょう。
人気の色と柄:MuuMuuAlohaでは、約1万点のアロハシャツやかりゆしウェアを取り扱っています。沖縄やハワイの結婚式に参列するゲストには、明るいブルーやグリーン、ピンクなどの色が人気です。自然(海、緑、花)に溶け込むこれらの色のアロハシャツやかりゆしウェアは、屋外での撮影に非常に適しており、写真映えします。また、柄についても、花や葉など、お祝いの席を一層引き立てる華やかなデザインが好まれています。
2-2 ビジネス
ビジネスシーンにおいては、結婚式と全く違う「落ち着いた色」が人気となります。中でも男性は、黒、紺、グレー色のパンツをはく日が多いことから、黒、紺、グレーのパンツに相性の良い色のかりゆしウェアやアロハシャツがオススメです。
3.かりゆしウェア、アロハシャツのコーデポイント3点
3-1 インナー
-
NG:
- 無地の白いTシャツ:かりゆしウェアの下に無地の白Tシャツを着ると、カジュアル感が強くなり、結婚式にはふさわしくない場合があります。
- 派手な柄やロゴが入ったインナー:目立つ柄やロゴがあると、かりゆしウェアの柄とぶつかり、全体的にチグハグな印象を与えます。
-
おすすめ:
- 無地のVネックインナー:Vネックの無地インナーは、かりゆしウェアの首元から見えにくく、上品な印象をキープできます。色は薄いグレーやベージュがよく合います。
- 薄手のタンクトップ:タンクトップも首元がすっきりし、清潔感があるためおすすめです。
3-2 パンツ
-
NG:
- ジーンズ:デニムパンツはカジュアルすぎるため、結婚式にはふさわしくありません。
- 迷彩柄アニマル柄パンツ:フォーマルなシーンには好まれませんので、結婚式では避けるのが無難です。
-
おすすめ:
- スラックス:かりゆしウェアに合わせるなら、グレーやベージュなど落ち着いた色のスラックスがベストです。リゾート感を出しつつフォーマルな印象を保てます。
- チノパンツ:スラックスほど堅苦しくなく、リゾート感も出せるので、結婚式の場に適しています。シンプルでシルエットのきれいなものを選ぶと良いでしょう。
3-3 靴
-
NG:
- サンダル:リゾート感が強すぎて結婚式には不向きです。また、カジュアルすぎてフォーマル感が損なわれます。
- スポーツシューズ:カジュアル感が強く、リゾートウェアでも結婚式には合いません。
-
おすすめ:
- ローファー:リゾート感とフォーマル感のバランスが取れた靴で、かりゆしウェアによく合います。色はブラウンやベージュ系が無難です。
- スリッポンタイプの革靴:履きやすさとフォーマルさを兼ね備えたデザインで、リゾートスタイルのかりゆしウェアにもマッチします。
以上のポイントを参考に、かりゆしウェアの着こなしを工夫して、結婚式にふさわしいスタイルに仕上げてください。
4.まとめ
4-1 かりゆしウェアとアロハシャツの違いとそれぞれの魅力を再確認
かりゆしウェアとアロハシャツは、共にリゾート感を楽しむためのアイテムとして人気がありますが、その背景や特徴にはいくつかの違いがあります。かりゆしウェアは沖縄発祥であり、そのデザインには沖縄の自然や文化が反映されています。特にフォーマルなシーンでも着用できるようなエレガントなデザインが特徴で、結婚式やビジネスシーンでの利用にも適しています。かりゆしウェアは軽量で通気性が良く、沖縄の高温多湿な気候に適しているため、快適に着用することができます。
一方、アロハシャツはハワイで生まれたリゾートウェアで、カラフルでトロピカルなデザインが特徴です。ハイビスカスやパームツリーなど、ハワイの自然をモチーフにした柄が多く、観光客のお土産としても人気があります。アロハシャツはカジュアルなシーンでの着用が一般的であり、ビーチやバケーション、カジュアルな集まりなどでその魅力を発揮します。
かりゆしウェアとアロハシャツの違いを理解し、それぞれの魅力を楽しむことで、様々なシーンに適したスタイルを選ぶことができます。フォーマルな場面にはかりゆしウェアを、カジュアルなリゾートシーンにはアロハシャツを選ぶことで、スタイリッシュで快適な装いを楽しむことができるでしょう。
4-2 購入先に関するページやおすすめのリンクを紹介
かりゆしウェアとアロハシャツを購入する際には、専門店やオンラインショップを活用することができます。以下におすすめの購入先を紹介します。
・かりゆしウェアの購入先
マンゴハウス: 沖縄発のかりゆしウェア専門店で、豊富なデザインと高品質な商品を取り揃えています。那覇本店をはじめ、沖縄各地に店舗があり、オンラインショップでも購入可能です。
■マンゴハウス公式サイトはこちらから→かりゆしウェア 通販 沖縄アロハシャツ専門店 MANGO HOUSE『マンゴハウス』
MAJUN: 沖縄の伝統とモダンなデザインを融合させたかりゆしウェアを提供しています。アウトレット店やショッピングモール内に店舗があり、オンラインでも購入可能です。
■MAJUN公式サイトはこちらから→かりゆしウェア(沖縄版アロハシャツ)専門店:MAJUN OKINAWA WEB STORE (majun-okinawa.jp)
・アロハシャツの購入先
Aloha Outlet: ハワイの老舗アロハシャツブランドの商品をたくさん取り扱っているショップで、豊富なデザインとサイズ展開が特徴です。品揃えは業界No.1で、現地価格でハワイから直送しています。
■Aloha Outlet公式サイトはこちらから→アロハアウトレット公式通販|アロハ・ムームー・ハワイ雑貨 (alohaoutlet.com)
4-3 MuuMuu Alohaの紹介
当店は主にアロハシャツやかりゆしウェア、礼服を扱ったオンラインショップです。そのほとんどがレンタルで、一部販売商品をご用意しています。また、オリジナルフォト台紙の作成や証明写真の修正も行っています。今年で創業10周年を迎え、年間1万人以上のご利用をいただいている安心のショップです。
レンタル利用の場合、アロハシャツ1着1,100円~と、とてもリーズナブルなので、リゾートウェディングやイベントでご利用される方におすすめです!ご利用いただいたお客様からご提供いただいた写真も掲載しているので、ぜひ一度ショップを覗いてみてください!
■MuuMuu Aloha公式サイトはこちらから→冠婚葬祭のドレスショップ:沖縄、ハワイの結婚式でゲストが着る衣装や車椅子の方にも簡単に着れる喪服などオンリーワンショップです。今年で10周年 – MuuMuu Aloha
5.参考リンク(その他の記事)
沖縄の結婚式
- 沖縄 結婚式 服装
- 沖縄 結婚式場
- 沖縄 結婚式 ご祝儀
- 沖縄 結婚式 男性 服装
- 沖縄 結婚式 ホテル
- 沖縄 結婚式 かりゆし 靴(※作成中)
- 沖縄 結婚式 両親 服装 レンタル
- 沖縄 結婚式 持ち物 忘れ物 チェックリスト